看護師が行う育児支援 : 子育てサークルを対象とした「子どものホームケア」講習会の実施
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概要
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地域で活動する子育てサークルにおいて「子どものホームケア」と題する家庭での応急処置や症状への対応方法に関する講習会を行った。参加者の満足度は高く、子どもが健康な時に落ち着いて学ぶ機会を設けることで、あらかじめ受診の目安や症状への対応がわかるなど、母親が系統だって学ぶことに役立っていた。母親が知識を整理しながら具体的に子どもの症状への対応を行うには、個別の対応が不可欠であるが、講習会と個別の対応を併用することによって、母親の理解をさらに深めることができると考えられる。また、母親同士の横のつながりがある子育てサークルに講習会を行うことは、グループワークによって母親自身が主体的に学ぶ機会をもつ、講習会内容について振りかえる場を持ちやすいなどのメリットもあった。看護師が地域の子育てサークルに積極的に介入していく意義・効果は大きいと考えられた。
- 2006-03-31
著者
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