短期大学における学生相談活動の現状と課題
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概要
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近年、大学では、多様な学生へより効果的に対応するため、学生支援体制の充実が進められている。同時に、学生相談活動も各大学の固有性に応じた独自のシステムの構築が求められるようになり、問題を抱える学生への個別相談だけでない、幅広い活動が展開されつつある。本稿では、短期大学における学生相談活動の特徴とそのあり方について検討することを目的として、本学の学生相談活動の実践報告を行い、現状と課題とを考察した。その結果、短期大学では特に、コミュニティ心理学の視点に基づいた活動の実践が効果的であると思われること、またそのためには、相談員の充実、さらに相談員のみならず大学全体による能動的かつ積極的な取り組みも必要であろうことが推察された。
- 一宮女子短期大学の論文
- 2005-12-21