韓国社会福祉士の現況と課題
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概要
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韓国で社会福祉士の資格証を持ちながら現場で活動している者は、約10,000人と推定されている。社会福祉士は地域社会福祉館、老人福祉館などで活動しており、公務員の身分である社会福祉専門要員として、そして地域社会精神保健のために仕事をする精神保健社会福祉士や医療施設で働く医療社会事業家(MSW)の資格を持って各領域で活動している。その他にも社会福祉施設で働く社会福祉士も相当数いる。社会福祉士の資格には1級、2級、3級があるが、2003年から1級社会福祉士は国家試験を受けてその資格を獲得しなければならない。1級社会福祉士資格所持者がさらに専門分野で仕事をしようという場合は、その専門分野で要求される教育と訓練を受けて専門分野の資格を取得しなければならない。現在、韓国の社会福祉士に対する明確な実態調査は不備な状態にある。また、彼らが職業の専門性を十分に発揮できないでいる点もある。これらは、今後解決しなければならない課題である。
- 首都大学東京の論文
- 2000-03-25