知的障害者グループホームにおけるホームヘルプサービスの利用に関する調査研究
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概要
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2004年9月から10月にかけて、横浜市内のグループホーム218ヵ所を対象にグループホームでのホームヘルプサービスの利用に関する調査を郵送調査法による質問紙調査で行った。主な目的はグループホームでのホームヘルプサービスの利用状況の把握であり、回収率は51%であった。調査の結果、グループホームにおいてホームヘルプサービスは必要とされている程には利用されておらず、その利用を妨げる阻害要因が明らかにされた。しかし同時に、グループホームでホームヘルプサービスを利用することにより、入居者個々のニーズの充足が図られている様子が窺え、ホームヘルプサービスを利用することの有用性が窺えた。今後、グループホームはグループホームとケアホームに分類され、ホームヘルプサービスの利用は保証されていない状況にあるが、本調査ではホームヘルプサービスの利用がグループホーム入居者の支援ニーズの充足のために必要とされている状況が窺える結果となった。
- 全国障害者問題研究会の論文