The Initial Condition of the Universe(重力と統一理論,研究会報告)
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概要
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重力の量子論を構築する試みはこれまで多くの人々によってなされてきたが、それらの殆どは形式論にとどまっていた。この様な状況に対して、最近Hawkingは形式論よりまず重力の量子論から具体的にどのような結論が得られるのかを調べるべきであるという立場に立って、宇宙全体を記述する波動関数に対するRiemannian path-integralによる表示を活用することにより、量子重力理論の宇宙論的帰結を調べた。本講演では、このHawkingの研究を中心として、path-integralに基づく量子重力理論の基本的な考え方とその宇宙論的帰結、特に宇宙の初期条件についてどのような情報が得られるかということについてお話しする。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1985-06-20
著者
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- S. Chandrasekhar: The Mathematical Theory of Black Holes, Clarendon Press, Oxford and Oxford University Press, New York, 1983, xxii+646ページ, 24×17cm, £55.00 (The International Series of Monographs on Physics, 69).
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