看護学実習においてケア対象者となる患者の行動に関する研究 : 学生との相互行為場面に焦点を当てて
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概要
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本研究は,看護学実習において学生のケア対象者となる患者の行動を質的・帰納的に概念化することにより,看護学実習の構造化に資することを目的とした。対象は,看護学学習においてケア対象者となった患者が,学生と相互行為を展開する実習場面である。データは,参加観察法により収集した。分析には,グラウンデッド・セオリー・アプローチを参考とした質的帰納的研究技法を用いた。その結果,看護学実習においてケア対象者となる患者の行動として,<身体・心理状態の提示と自己調整>,<ケアの受け入れと対応>,<ケア場面への教授学習活動の容認と対応>,<ケアの質への自己対処>という4項目の概念が形成された。これらの結果をもとに,看護学実習においてケア対象者となる患者の行動の特徴,看護学実習の現状及びその授業のあり方について考察した。
- 日本看護教育学学会の論文
- 1995-03-31
著者
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