日本人大学生の英語教員観 : Nativeness について
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概要
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この論文の目的は、日本人大学生の英語学習に対する意識を、授業担当者のnativeness (英語のネイティブ・スピーカーであるかどうか) の観点から調査することである。データは、3大学8グループ計270人の大学生を被験者に、6項目の質問から成るアンケートへの記述による解答から蒐集された。質問は英語運用力の自己評価、英語学習上の問題点、ネイティブと非ネイティブ教員の差異等を含み、その解答は数量的、質的に比較分析された。結果的に明らかになったのは、被験者の多数が、「本物」の英語、特に発音に触れ、口頭でのコミュニケーション能力を獲得するために、ネイティブ・スピーカーの教員を希望するということである。少数ながら日本人教員を評価する人たちは、その理由として教室での母語使用、EFL学習への経験と理解、及びロールモデルとしての機能を上げた。
- 2003-02-10