利潤率の傾向的低下法則と恐慌 : 「現実の資本の過剰生産」をめぐって (唐渡興宣教授記念号)
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概要
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『資本論』第3部第3篇でマルクスは利潤率の傾向的低下法則を明らかにし,また,この法則と恐慌との関連について論じている。本論文は,現行版『資本論』では削除された「現実の資本の過剰生産」とはいかなる事態であるかの解明を通して,この法則と恐慌との関連を明らかにしている。特に,この法則を「二重性格の法則」として捉えること,また,諸資本間の競争戦の意義を明らかにすることを重視した。
- 北海道大学の論文
- 2006-11-29