携帯電話機のソフトウェアプラットフォーム
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概要
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携帯電話機には,iモード等のモバイルインターネット機能の搭載以降,従来の音声通話機能に加えて,データ通信を利用した多彩なサービスを提供するために多くの機能が搭載されている.さらに,データ通信の高速化,ハードウェア性能の向上に合わせて高度化するサービスに呼応して,携帯電話機に搭載される機能は増加を続けている.このような背景のもと,ソフトウェア開発規模は急激な拡大傾向にある(日経ビジネス2005.3.28).急激なソフトウェア開発規模増大は,コスト増加,不具合発生リスクの増加をもたらす.よって開発規模を抑えながら,タイムリーに新規サービスの導入を図るため,高機能な汎用OS,共通的な機能やインタフェースを備えるミドルウェア,PCエミュレータによる開発環境等を含むソフトウェアプラットフォームの重要性が高まっている.本稿は,携帯電話機の全体構成とソフトウェア開発の背景について述べた後,ソフトウェアプラットフォームの構成要素として,1.基盤となる汎用OS,2.アプリケーション管理やマルチメディア機能,システム制御などの共通機能を提供するミドルウェア,3.開発環境を事例とともに解説した後,今後のソフトウェアプラットフォーム技術の展望を述べる.
- 2006-09-15
著者
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