東海学生テニス連盟主催大会の年間スケジュールに関する一考察 : 東海学生テニス界活性化への提言
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概要
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大学のテニス部に所属する学生が参加する大会は、主に学生テニス連盟が主催する学生公式大会である。参加の動機は様々であるが、テニスの競技力向上あるいは勝利を目指し参加する場合、充実した大学生活にするために参加する場合などが考えられ、いずれにしてもテニスが好きで、テニスの試合を多く経験することが目的でテニス部に入り大会に参加しているのは間違いのない事実であろう。しかし、筆者の在住する東海地区における大学テニス部に所属する多くの学生から「年間の大会数が少ない」「実際の試合数が選手によってかなり異なる」などといった不満の声を耳にする。東海地区を勝ち抜き、その代表として全日本学生テニス選手権などに出場する一部の選手はともかく、そうでない選手の中には極端な例としては年間数試合だけというかなり少ない場合もあるようである。これではテニスの試合を多く求めて入部してきた学生が不満に思うのは当然であり、テニスに対するモチベーションが低下してしまう可能性がある。また競技力向上には試合を多く経験することは不可欠であり(三橋、2003)、全国トップレベルを誇る関東、関西地区に遅れをとっている東海地区としては、試合数の少ない現状ではその差を縮めることは困難かも知れない。これらのことから、大会数の少なさは東海地区における大学テニス界の発展を妨げる原因となる可能性が考えられるため、大会の年間スケジュールを検証し見直す必要があるのかもしれない。そこで本研究では、東海学生テニス界の活性化を促すために東海学生テニス連盟主催大会の年間スケジュールの問題点を明らかにした上で検討を加え、その解決に向けての提言を試みた。
- 東海学園大学の論文
- 2006-03-31
著者
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