DESYヨーロッパX-FEL計画のための10MW、Lバンドマルチビームクライストロン(MBK)の開発(電子管と真空ナノエレクトロニクス及びその評価技術)
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概要
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東芝はヨーロッパX-FEL計画と将来のリニアコライダー計画のための出力10MWのLバンドマルチビームクライストロン(MBK)を開発、試験してきた。このMBKは低電圧(115kV)で運転される6個の低パービアンスソードと6個のリング状空洞から構成されていて、同じ出力電力を出すシングルビームに比べより高い効率を可能にする。今年(平成18年)の3月に東芝工場でDESY職員の立会いのもと、承認試験が成功裏に行われ、その後、6月にDESY研究所で最終承認試験が行われた。これら一連の試験において、仕様である115kVの定格カソード電圧、1.7msのビーム幅と1.5msのRFパルス幅、及び10Hzの繰り返しにおいて、設計目標を超える10.2MWの出力電圧を得た。効率は66%であった。現在は横置きタイプの開発を行っている。
- 2006-07-27
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