ホームエクササイズによる前十字靭帯再建術後のリハビリテーション
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概要
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本研究の目的は,前十字靭帯再建術後のリハビリテーションを自主訓練として行った場合,通院にて理学療法士の指導の下に行った場合と同様の結果が得られるか否かを前向きに検討することである.対象は当院にて薄筋腱・半腱様筋腱を使用して前十字靭帯再建術を行い,術後1年以上経過観察が行えた38例である.このうち自主訓練を行った群が17例(男性11例,女性6例,平均年齢28.4歳),通院リハビリテーション群が21例(男性12例,女性9例,平均年齢21.1歳)であった.両群間で,術後3,6,12カ月の時点での,大腿周囲径,可動域,Lachman test, Pivot shift test, KT-2000, IKDC objectiveおよびsubjective score, Lysholm sooreにおいて有意差はなかった.等速性筋力は,術後6カ月の時点で,伸展・屈曲ともに自主訓練群が有意に大きく,12カ月では両群間に差はなかった.以上より,リハビリテーションの重要性と内容を十分に理解し,やる気を持った患者に対しては,自主訓練で行っても,通院で行った場合と同様の成績が得られる.
- 2006-10-18
著者
-
成瀬 章
徳島赤十字病院整形外科
-
千見寺 貴子
坂出回生病院リハビリテーション部
-
武田 芳嗣
徳島赤十字病院 整形外科
-
武田 芳嗣
徳島赤十字病院整形外科
-
小川 貴之
徳島赤十字病院整形外科
-
小川 貴之
徳島赤十字病院 皮膚科
-
千見寺 貴子
大樹会総合病院回生病院
-
千見寺 貴子
大樹会総合病院回生病院リハビリテーション部
-
湊 省
徳島赤十字病院整形外科
-
東田 武志
小松島病院リハビリテーション科
-
東田 武志
小松島病院
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