わが国における金融機関のデリバリーチャネル戦略の分析
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概要
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本稿では,近年における金融機関のデリバリーチャネルの発達ぶりを踏まえ,各業態のデリバリーチャネル戦略の複合化に,どのような相違が見られるかを実証的に分析した。その結果,民間金融機関が,再編の影響やコスト削減の観点から,店舗網を削減していることが明らかにされた。その特徴としては,サービスニーズの高い地域における店舗が,減少していること,バブル期に店舗が過剰に増設された経済活力の高い地域における店舗削減が,進んでいること,などが指摘できる。さらに,インターネットバンキング等の最新の技術を駆使したデリバリーチャネルの導入率が,近年,高まってはいるものの,いくつかの検討すべき課題が残されていることも示している。
- 愛知学院大学の論文
- 2006-03-30
著者
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