商業概念と商業教育の一考察
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概要
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明治5年の「学制」公布とともに,我が国の商業教育制度の組織化が整備され,「商業学校」や「商業学」という言葉が最初に使われ始めた。一般に,明治17年の「商業学校通則」の発布の時をもって,近代的商業教育の起点とされている。「商業学」とは「商業」を研究対象とする学問であるが,その「商業」の本質をどのように規定するのか。商業概念にはさまざまな学説があり,未だ最終的に解決していない。高等学校における商業教育の「商業」についても,これをどう解釈するかについても意見が分かれている。本稿は,商業概念についての内容解釈を試みるとともに,高等学校における商業教育の変遷について,戦後の学習指導要領改訂の変遷の中で,教科「商業」の目標を通じて商業概念の検証を試みるとともに,商業概念の本質と今後の商業教育の在り方について考察するものである。
- 愛知学院大学の論文
- 2005-12-20
著者
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