高エネルギー物理学事始め(<小特集>KEK12 GeV陽子加速器の運転を終えて)
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概要
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日本での本格的な高エネルギー物理学研究がどのように始まったかを記述する.予算規模や研究体制が,それまでの大学での研究形態に当てはまらないことから,最初の高エネルギー加速器PSの建設は,高エネルギー物理学界のみならず学界全体を巻き込み,非常に複雑な過程を経て実現した.前半はその研究所創設の過程を追う.PSは世界の大勢に15年遅れてスタートしたため,当初の予想とは異なる展開を見せたものの,期待以上の成果を上げ,設立の目的を果たした.後半は,30年にわたる長い生涯の最初の10年の成果を概観し,第2期第3期へ発展していくまでの経過を記述する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2006-10-05
著者
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