修辞関係による名詞句の指示対象の推論に関する研究(談話・要約)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は日本語の名詞句の指示対象を推論によって特定するモデルの構築を目的とする.理論的枠組みとして,複数の文がどのような修辞関係によって結びつけられているかという点に着目した分節談話表示理論(Asher and Lascarides 2003)を採用する.本稿では特に主要部内在型関係節構文を例にとり,不完全な意味情報が推論によって補完される際に,主節と関係節それぞれが表す2つの命題を結ぶ修辞関係を用いることの有効性を論ずる.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-07-21
著者
関連論文
- 文理解における脳内情報抽出メカニズムの解明(人間の日本語文理解・産出)
- 事象関連電位で見る名詞と助数詞の照合プロセス : 意味的処理か文法的処理か
- 日本語の名詞と助数詞の照合時に見られる脳活動 : 事象関連電位による研究(人間による言語理解・言語処理)
- 英語の文処理過程における語順効果と作業記憶の影響
- 英語CALL構築を目的とした日本人及び米国人による読み上げ英語音声データベースの構築(第二言語学習とその支援に関する教育工学研究)
- 日本人話者による英語文・単語音声データベースの構築
- 修辞関係による名詞句の指示対象の推論に関する研究(談話・要約)
- 修辞関係による名詞句の指示対象の推論に関する研究(談話・要約)