「経営」との融合による企業・教育・福祉の改革
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概要
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「経営」(KEIEI)とは、社会から喜ばれる商品やサービスの提供に励むことによって、成長・発展・生き甲斐、あるいは収益といった成果を得る行為である。この考え方は、企業、大学、家庭、国家、その他あらゆる組織に対してあてはまる。ただし、その前提として、自己の「経営」が求められる。このような「経営」を実行する力は、あらゆる人間や組織に本来備わっており、やれば分かる、やれば出来ることである。しかし、現実は、目先の自己の利益や権力を追求して、社会を置き去りにすることにより、自らの存在を否定してしまうケースを数多く見受ける。本稿の目的は、以上のような問題意識をもとに、企業、教育、福祉の3分野を代表事例として取上げ、各分野における問題解決に向けて「経営」の視点を取り入れることにより、「経営との融合」という形で体系化することである。「経営との融合」、すなわち、「現状の混迷」を「あるべき姿」へと改革するために「経営」の視点を取り入れることがいかに重要な意味をもつか、および、「経営との融合」の具体的な実践方法を、筆者の体験を生きた材料として活用して述べる。そのさい、取り組み事例が特殊で例外的なものではなく、「経営」の考え方に徹すれば、誰にでも実行可能であり、普遍的なものであることに留意する。
- 大阪成蹊大学の論文
- 2006-03-25