看護学生の看護技術習得に関する因果モデル構築の試み
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概要
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この研究では、看護学生の看護技術の習得における因果関係モデルを構築し、共分散構造分析により因果関係を分析することを目的とした。看護学生107名を対象に学習方略・自己学習への取り組み・学業達成について調査した。学習方略尺度は探索的因子分析の結果、「自己調整方略」「努力方略」「注意集中方略」の3因子が確定した。構造方程式モデリングでは、「学習方略-学業達成モデル」「学習方略-積極性・学習時間モデル」「学習方略-積極性・学習時間-学業達成モデル」の3つの学習モデルを設定し検討した。その結果、「努力方略」や「注意集中方略」が高い学生は、自己学習に積極的に取り組み、「努力方略」の高い学生は自己学習に取り組む時間が長いことが示された。しかし、今回の学習モデルでは「学業達成」を規定する要因は明らかにならなかった。
- 岡崎女子短期大学の論文
- 2004-03-25
著者
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