11-10 カラー眼底写真の前処理としての一補正の試み
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概要
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網膜神経線維層の障害は緑内障性視神経障害の最も早期に出現する他覚的所見であることは広く知られており、またこの症状は視野変化等の自覚症状に先行するものである。従って、緑内障の早期発見のためにはこの網膜神経線維層の障害を適確に診断することが肝要である。本研究では眼底浅層の網膜神経線維層の変化がカラー眼底写真からに抽出可能であることに注目し、色情報を利用した眼底異常部位の抽出を行うために前処理として種々の補正が必要で、この補正方法の一つとして、球面形状のためのシェーディングを中心とした補正について、色空間のベクトルの平均値を用いる方法を提案し、その結果について報告する。更に、画像処理による客観的評価法の検討を試みたので以下に報告する。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1993-07-27
著者
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