動画像配列に基づく映像表現のリアリティ(視覚表現と心理的リアリティ,2005年度第1回フォーラム)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
We examined how we could describe the psychological reality of film. We defined "reality" from three different viewpoints: that of a film director, that of a film audience, and that of a researcher on image arts. Film audiences seem to use the term "reality" with the same meaning as the word "beauty". The audience doesn't necessarily compare the film experience to their experiences in the real world when they use the term. For film directors, reality is an artifact created in the minds of the audience. Most natural appearing events in a film are not recorded in the film studio in the way they are seen in the film. Film directors portray various events in a film in such a way that the audience perceives them as simply natural. Suzuki and Osada (2005 Perception, 34, (Suppl.), 139) studied the perceptual organization of serially presented motion-picture shots. Observers of motion-picture shots can perceive continuity or discontinuity in a series of shots when they watch films. A series of shots in which observers can perceive continuity will be perceptually organized as one single continuous event. On the other hand, series of shots in which observers perceive discontinuity are perceptually organized as several segregated events. We thought that the psychological reality of film is based on how events are perceived in a series of motion-picture shots. Audiences can perceive even impossible events as natural when shots of discontinuous movement are appropriately organized. Perceived event in film is often qualitatively changed by the way of observing when shots are discontinuous. We advocated the concept of perceptual organization of events in the construction of film reality. Our conclusion is that the psychological reality of film is a reality based on the perceptual organization that a series of shots induces, in other words it is an outcome of the interaction between expression and observation caused by editing the seriality motion-picture shots.
- 2006-03-31
著者
関連論文
- ヒトとリスザルにおけるサッチャー錯視の知覚(日本基礎心理学会第27回東北大会,大会発表要旨)
- 着色飲料の輝度変化が味覚強度の評価に及ぼす効果
- 能動的注意負荷がポップアウト目標検出課題に及ぼす効果
- 身体動作知覚における生体力学的制約 : バイオロジカルモーションの時間領域不自然さと倒立効果(日本基礎心理学会第27回東北大会,大会発表要旨)
- 被注視に関する知覚精度の測定(日本基礎心理学会第27回東北大会,大会発表要旨)
- リスザル(Saimiri sciureus)とヒトの顔弁別における手がかり情報の検討
- 歩行動作の同期と社会的コミュニケーション(テーマセッション,手,顔,身体表現の認識,理解)
- 歩行動作の同期と社会的コミュニケーション(テーマセッション,手,顔,身体表現の認識,理解)
- 歩行動作の同期と社会的コミュニケーション(テーマセッション1)
- シンクロする歩行 : 二者間の自動的動作模倣(日本基礎心理学会第26回大会,大会発表要旨)
- 変化の見落とし研究の展開と今後
- 情景知覚における意味的要因の細分化の検討 : 眼球運動分析を用いて
- 顔の時系列変化が表情認知に及ぼす効果 : モーフィング動画像と実動画像(高次視覚における認知と理解)
- P2-23 リスザルにおける顔を用いた種の識別 : 個体識別との比較(日本動物心理学会第66回大会発表要旨)
- 動画像系列の知覚体制化に関する実験心理学的研究(2)(日本基礎心理学会第25回大会,大会発表要旨)
- 動画像系列の知覚体制化に関する実験心理学的研究(1)(日本基礎心理学会第25回大会,大会発表要旨)
- 表情認知における運動情報の効果 : 倒立顔に対する注視点分析(日本基礎心理学会第25回大会,大会発表要旨)
- 企画の趣旨(因果知覚に関する研究の新たな展開-ヒトと動物の比較-,第24回大会 シンポジウム1)
- 企画の趣旨(運動手がかりによる視覚場面の分節,第24回大会 招待講演)
- ヒトとリスザルにおける顔を用いた自種・他種の個体識別(日本基礎心理学会第24回大会,大会発表要旨)
- 一連のスキャンパスにおける眼球運動特性の分析に対する試み(日本基礎心理学会第24回大会,大会発表要旨)
- バイオロジカルモーションの振り子運動が性別判断に与える効果(日本基礎心理学会第24回大会,大会発表要旨)
- ニホンザルにおける音声オペラント条件づけ
- 281 大きさの恒常性における刺激内容の効果と主体的要因(その2)(発達11,研究発表)
- 顕著性マップを用いた情景知覚時におけるサッカードの検討
- 未知の嗅覚刺激が着色飲料の味覚強度評定に及ぼす効果
- 配列された動画像間に生じる知覚のまとまり(3) : 幾何学図形の運動(日本基礎心理学会第23回大会,大会発表要旨)
- P-1-06 リスザルの透明視の知覚(1)(日本動物心理学会第58回大会発表要旨)
- 新しい眼球運動測定装置の製作と応用
- P-2-8 リスザルの主観的輪郭の知覚(3)(日本動物心理学会第57回大会発表要旨)
- P-2-3 リスザルの主観的輪郭の知覚(2)(日本動物心理学会第56回大会発表要旨)
- PB25 リスザルの主観的輪郭の知覚(1)(日本動物心理学会第55回大会発表要旨)
- 心理学におけるインタ-ネットの利用
- 動画像配列に基づく映像表現のリアリティ(視覚表現と心理的リアリティ,2005年度第1回フォーラム)
- 配列された動画像間に生じる知覚のまとまり(2) : 動画像が示す動作の完了性と連続性(日本基礎心理学会第22回大会,大会発表要旨)
- 配列された動画像間に生じる知覚のまとまり(発表要旨,日本基礎心理学会第21回大会)
- 時間軸上に配置した2種類の動画像のみえ方(発表要旨,日本動物心理学会第61回大会・日本基礎心理学会第20回大会合同大会)
- 配列された2種類の動画像のみえ方
- P-48 リスザルにおける顔を用いた個体識別(日本動物心理学会第65回大会発表要旨)
- バイオロジカルモーションの振り子運動の振幅が性別判断と「人らしさ」の印象に及ぼす効果
- リスザル(Saimiri sciureus)のヘビに対する恐怖反応
- リスザル(Saimiri sciureus)の縞視力の測定
- リスザル(Saimiri sciureus)の母子相互作用(1)出産から20週齢に至るまで
- 心理学科におけるコンピュ-タLANの利用--ワ-クステ-ションとインタ-ネットの利用
- 因果性の知覚に及ぼす接触点の遮蔽効果
- 因果知覚と言語報告の諸問題--その予備的検討
- 企画の趣旨(2007年度 第1回フォーラム 系統発生的視点から見た知覚・認知)
- クレショフ効果の検証 : 映画編集に関する古典的実験の考察
- 映像編集が映像の意味に及ぼす効果に関する心理学的研究--「クレショフ効果」を検証する試み
- クレショフ効果に関する実験的研究(研究発表F,VII.第19回大会発表要旨)
- 映像の主観的解釈に及ぼす編集の効果 : クレショフ効果に関する視覚心理学的検討
- 映画におけるクレショフ効果(研究発表D,AVプレゼンテーション,VII.第18回大会発表要旨)
- O-III-9 Observational conditioningによるリスザルの恐怖反応の形成(II)日本動物心理学会第51回大会発表要旨
- A-II-1 Observational conditioningによるリスザルの恐怖反応の形成(日本動物心理学会第50回大会発表)
- 対面状況における視線一致の範囲と個人特性
- 実際の生物と無生物の運動と比較したときの人工的な単一運動物体における物理的変化とアニマシーの知覚
- 加齢が色弁別描画作業課題遂行に及ぼす影響
- 身体的制約がラバーハンドイリュージョンに及ぼす効果
- ネオンカラー拡散を伴う主観的輪郭図形の非剛体運動(日本基礎心理学会第30回大会,大会発表要旨)
- 視線一致の体積(日本基礎心理学会第30回大会,大会発表要旨)
- 動画像表現のリアリティに関する実験的研究(日本基礎心理学会第30回大会,大会発表要旨)
- リスザルにおける生体の運動知覚(日本基礎心理学会第30回大会,大会発表要旨)
- 身体的制約がラバーハンドイリュージョンに及ぼす効果(日本基礎心理学会第30回大会,大会発表要旨)
- 視覚情報による食品鮮度判断の個体差の検討(日本基礎心理学会第30回大会,大会発表要旨)
- アイコンタクトの知覚体積と性格特性(コミュニケーションの心理及び一般)
- 真辺・河嶋・Miller・Dooling論文(1998)を読んで (パフォーマンス・マネジメント(1))
- アカゲザルの主観的透明視の知覚(日本動物心理学会第54回大会発表要旨)
- P-I-12 野生由来のリスザルのヘビに対する恐怖反応とVisual preference(日本動物心理学会第52回大会発表)
- 特徴情報が変化の検索・比較処理に及ぼす効果の検討(日本基礎心理学会第31回大会,大会発表要旨)