サザエ Turbo (Batillus) cornutus の被面子幼生と稚貝の貝殻形態
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概要
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サザエTurbo (Batillus) cornutus Lightfootの被面子幼生と稚貝の貝殻を走査型電子顕微鏡を用いて観察した。原殻は平巻で, 表面には彫刻が見られ, 周口部がラッパ状に開いている。底生生活移行後の稚貝は原殻とは異なる貝殻を分泌し, 着底後最初の1巻きまでは平巻状に殻を形成する。その後わずかに反頂方向に成長がずれて円錐状となり, 大きな臍孔を持つ。着底後に分泌された貝殻表面には日周期的に起こる成長線が認められた。
- 日本貝類学会の論文
- 1983-07-15
著者
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