現生オオノガイ属の同定
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概要
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太平洋北区を中心に分布するオオノガイ属Myaを左殻に殻頂下溝(月面に相当する処)があり, 外套痕が彎入と連続するMya s. str.と, 殻頂下溝を欠き, 外套痕と彎入が大きく離れるArenomyaの2亜属のに分つ。1. Mya (Mya) pseudoarenaria SCHLESCH(第7∿9図)環北極圏。2. M (M.) truncata LINNE(第10, 11, 14図)エゾオオノガイ 環北極圏, 亜寒帯。3. M. (M.) uzenensis NOMURA & ZINBO(第12, 13, 15図)前種に似るが彎入は直角に套痕と接する。ベーリング, アラスカ湾の一部, 北海道。キタノオオノガイ 4. M. (Arenomya) arenaria LINNE(第16, 17, 18図)オオノガイ, 亜寒帯。5. M.(A.) elegans (EICHWALD)(第19∿21図)ベーリング海∿アラスカ湾。
- 日本貝類学会の論文
- 1979-11-30
著者
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