胸腔鏡下に摘出した胸腔内胸壁型脂肪腫の1例
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概要
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症例は29歳男性で,検診にて胸部X線異常陰影を指摘され当院を受診した.胸部CT検査で胸壁から胸腔内に突出する半球状低濃度の腫瘍性病変を認め,MRIのT1,T2強調画像で脂肪組織と同程度の強信号域を示した.腫瘍は有茎性で,胸腔鏡下に摘出した.病理組織学的診断は良性脂肪腫で,胸腔内胸壁型脂肪腫と診断された.切除1年後の現在再発を認めない.胸腔内胸壁型脂肪腫は有茎性である場合も少なくなく,その場合胸腔鏡下切除のよい適用と考えられた.
- 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会の論文
- 2006-07-15
著者
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西村 治
国立病院機構和歌山病院 外科
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別所 俊哉
独立行政法人国立病院機構和歌山病院外科
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有本 潤司
独立行政法人国立病院機構和歌山病院外科
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西村 治
国立病院機構 和歌山病院 外科
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西村 治
独立行政法人国立病院機構 和歌山病院 外科
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