小児直腸粘膜脱症候群の2例
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概要
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直腸粘膜脱症候群(MPS)は血便を主訴とする疾患で,小児では比較的稀である.その成因として排便異常が関与しており,疾患概念を理解した上で正しい治療を行わないと,再発の可能性がある.今回我々は,小児MPS 2例を経験した.1例は,血便を主訴とした12歳男児で,前医より直腸ポリープとして紹介された.Defecographyでは,肛門挙筋群の運動機能低下を認めた.大腸鏡にて,下部直腸に全周性の隆起型病変を認め,超音波内視鏡所見を総合しMPSと診断した.経肛門的粘膜切除術を施行し,術後排便コントロールを行い,現在まで再発を認めていない.他の1例は,7歳男児で,overflow incontinenceの治療過程で直腸後壁に平坦型のMPS病変が発見された.血便を認めないため,治療は排便コントロールを施行中である.
- 日本小児外科学会の論文
- 2006-04-20
著者
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幸地 克憲
東京女子医科大学八千代医療センター小児外科
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菱木 知郎
千葉大学小児外科
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照井 慶太
千葉大学小児外科
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佐藤 嘉治
千葉大学小児外科
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中田 光政
千葉大学小児外科
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吉田 英生
千葉大学小児外科
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松永 正訓
千葉大学大学院医学研究院小児外科
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光永 哲也
千葉大学小児外科
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大沼 直躬
千葉大学小児外科
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中田 光政
千葉県こども病院小児外科
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松永 正訓
千葉大学小児外科
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幸地 克憲
千葉大学小児外科
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山田 慎一
君津中央病院小児外科
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山田 慎一
千葉大学小児外科
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大沼 直躬
千葉大学大学院医学研究院小児外科
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佐藤 嘉治
千葉県こども病院外科
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