距離空間と出現確率時系列の幾何学的性質に基づくセグメント高速探索法(情報検索,<特集>情報処理技術のフロンティア)
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概要
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時空間系列のセグメント高速探索を実現するためにクラスタリングによる枝刈り手法が提案されてきた.本論文では距離空間と出現確率時系列の幾何学的な性質に基づくセグメント探索法を述べその有効性を実験的に評価する.提案法は数学的な距離の公理である三角不等式を用いて枝刈り判定を行うものであり,区分化中心判定法(M1),クラスタ中心判定法(M2)および距離プルーニング法(M3)の3つから成り立っている.これらを用いて枝刈りが行えない場合にはActive探索法(AS)を適用する.探索評価実験の結果,提案法(M1+M3+AS)はActive探索法に比べて距離計算回数において12-20倍程度,処理速度において26-36倍程度高速であること,M1+M3ほM1+M2に比べて距離計算回数において37倍程度,処理速度において5倍程度高速であること,さらに提案法(M1+M3)と二分探索法を組み合わせることによりさらに高速化が可能であることを示す.
- 2006-06-15
著者
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