ニガウリ(Momordica charantia L.)における雌性型内婚系統の育成(育種・遺伝資源)
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概要
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ニガウリの青中長系から雌性型内婚系統を育成した.育種素材(LCJ980120)から雌花節率の高い個体を選び,系統内交配または自殖で世代を進めた.第2世代および第3世代では硝酸銀処理で両性花を誘起させ,その花粉を交配に用いた.第3世代において4系統51個体中に27個体の雌性型を確認した.これら雌性型から果実形質に優れる個体を選抜し,同一系統内の交配による4系統を得たが,それらは混性型を分離せず,いずれも雌性型に固定していた.その1系統と少雌花混性型系統(KBP1)とのF_1は,雌性型が部分優性に発現することが確かめられ,育成された雌性型内婿系統は多雌花性一代雑種の種子親として有望なことが示唆された.
- 2006-06-15
著者
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