過労死と身体環境
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概要
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現代の多忙なストレス社会では過労死が深刻な社会問題の一つとなりつつある。1987年にはその認定件数は21件であったが、2003年には312件へと激増している。直接の死亡原因は長時間労働による睡眠不足や精神的ストレスが誘因となる脳血管疾患である。発症前1ヶ月におよそ100時間以上、または発症前2ヶ月ないし6ヶ月にわたって、月間およそ80時間以上の残業があった場合は、業務と発症との関連性は極めて強いとされている。個人レベルでの健康管理も大切であるが、何よりも長時間労働が心身に著明な悪影響を及ぼすということを啓蒙まることが今後必要である。
- 2004-10-31
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