着用快適感に及ぼす綿シャツ地の吸水性能の影響

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概要

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着用快適感に及ぼす綿シャツ地の吸水性能の影響について検討した。吸水性,透湿性のある綿シャツ地に,高吸水性処理,中間的吸水性処理,撥水性処理を施し,試料とした。着用実験を行い,温冷感覚,発汗感覚,シャツの濡れ感・湿り感,不快感など,被験者の主観的感覚について検討した。また,皮膚上,衣服上の局所濡れ面積率と,各種主観的感覚との相関について検討した。その結果,運動強度は同程度としたが,水蒸気圧,体重減少量,被験者の主観的感覚には,被験者間で差がみられた。温冷感覚は,衣服下の温度・湿度とよく対応していた。また,濡れ面積率と4つの主観的感覚には履歴がみられ,その履歴は,各主観的価格により異なっていた。撥水性試料着用時は,吸水性試料着用時より,濡れ面積率や体重減少量は大きかったが,発汗後の濡れ感・湿り感は小さく,不快感も小さかった。
昭和女子大学の論文
1992-12-15

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