動揺歯の荷重量に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
歯周疾患に起因した動揺歯がどの位の荷重で動揺を終了するのかを知ることを目的として,いくつかの測定装置を試作し,その結果をもとに独自で荷重量測定装置を考案した。これを用い歯周疾患(慢性辺縁性歯周炎)罹患患者を対象に動揺歯の荷重量を測定して動揺度との関係,歯槽骨吸収度との関係について検索した。その結果,日常臨床で用いられている動揺度の分類との関係において,動揺度1度では約43.2gの荷重で動揺を示し,動揺度2度では約32.6gの荷重で動揺を示し,また動揺度3度では約21.1gの荷重で動揺を示した。また,歯槽骨吸収度との関係では,骨吸収度2度では約38.0gの荷重で動揺を示し,骨吸収度3度では約29.6gの荷重で動揺を示し,また骨吸収度4度では23.7gの荷重で動揺を示した。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1992-12-28
著者
関連論文
- B-37-1110 電動歯間ブラシの開発 : 第3報 歯肉退縮量の差におけるプラーク除去効果
- 歯周外科手術時に発現する歯の動揺に関する研究
- A-28-1040 動揺歯の荷重量に関する研究
- A-12 デンタルファインテスター^を用いた動揺度測定に関する研究 : 第1報 歯周疾患罹患歯に対する応用
- A-21-1750 歯周外科手術後に生じる象牙質知覚過敏症 : 第一報 当科における発現状況と処置法
- B-18-1610 当科における歯周外科手術の現状 : 5年後の推移
- B-38-1400 電動歯間ブラシの開発 : 第二報 歯間ブラシの形状によるプラーク除去効果
- A-18 デンタルファインテスター^[◯!R]を用いた動揺度測定に関する研究 : 第3報 歯周外科手術前後の動揺度の変化について
- 2A-6-10 : 10 人工骨移植材Bonetite^>[○!R]
- 動揺歯の荷重量に関する研究
- 歯根縦破折歯に対する歯周外科的対応 : 破折歯根面へのコンポジットレジンの応用
- B-24-10 : 30 デンタルファインテスター^>[○!R]
- 歯根尖病巣発生に関する実験的研究
- 凍結乾燥豚皮と人工皮膚を併用した口腔外科手術創療法
- Hemimandible reconstruction with the use of Dimethylpolysiloxan and titanium plate
- Immediate reconstruction of resected mandible with the use of iliac bone and titanium plate:Its application to hemimandiblectomy