歯周炎罹患歯肉中のDipeptidyl Peptidase IVおよびPostproline Endopeptidase活性について
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概要
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歯周疾患におけるdipeptidyl peptidase IV (DP)およぴpostproline endopeptidase (PE)の役割解明の一助として歯周ポケットの深さ,歯肉の炎症および歯肉の出血程度を診査指標とし,歯肉中のDPおよびPE活性を検討した。被験者は日大歯科病院を訪れた患者のうち,歯周炎を有する患者60名および臨床的に健常な歯肉を持つ患者20名である。歯肉採取部位について歯周ポケットの深さ,歯肉の炎症指数および歯肉の出血指数を測定したのち,歯肉を切除しhomoginize後未破壊の組織を除去し試料とした。DP活性はKatoらの方法,PE活性はYoshimotoらの方法を一部改変し測定した。その結果,歯周炎罹患群のDP活性は健常群に比較し有意に高いことが示され,一方PE活性は健常群と歯周炎罹患群の比較において差は認められなかった。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1985-06-28
著者
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