第42次南極地域観測隊気象部門報告2001
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概要
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この報告は,第42次南極地域観測隊気象部門が,2001年2月1日から2002年1月31日まで昭和基地において行った気象観測結果をまとめたものである.観測方法,測器,統計方法等は,第41次隊とほぼ同様である. 越冬期間中,特記される気象現象として,次のものが挙げられる.1) 高層気象観測において,9月から11月にかけて,成層圏下部の気温が30年平均値に比べ著しく低かった.2) オゾン全量観測では,大きなオゾン減少を観測し,9月と11月の月平均オゾン全量値は観測開始以来の最低値となった.3) エアロゾルゾンデ観測において,オゾンホール出現前の6月に極域成層圏雲(PSCs)が形成されていることが観測された.
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