東京国立博物館本館[日本ギャラリー]リニューアル
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
目的とデザインプロセス東京国立博物館において「本館」の古い博物館イメージを刷新しリニューアルすることが、近年待ち望まれた大プロジェクトであったといえよう。これは1999年に開館した平成館における特別展の入場者数が1万人超/日であっても博物館としての根幹ともいえる平常展の入場者数が伸び悩んでいたという事実からも急務であったといえる。2000年4月の独立行政法人化をきっかけに、東京国立博物館ではサービス向上をめざし、大幅な組織改革などさまざまな運営の見直しを進めてきた。今回のリニューアルはこの流れにそった事業と位置づけられる。リニューアルは2ヵ年度にわたって行われた。まず2003年に本館2階が、それまでの分野別展示から時代別展示「日本美術の流れ」にリニューアルされ、以前のどちらかというと専門家向けと思えた展示から、一般のお客様にも「教科書のようでわかりやすい」時代の流れにそった展示室構成となった。この第1弾リニューアルへのお客様アンケート結果も踏まえ、日本美術をよりわかりやすく展示することをめざして本館1階、2階全室のリニューアルが2004年7月〜8月に行われ、9月1日グランドオープンした。
- 日本デザイン学会の論文
- 2006-03-30
著者
関連論文
- ミッドランドスクエア(豊田・毎日ビルディング)VIデザイン計画 : 総合的なコミュニケーションを目指して
- 国営ひたち海浜公園砂丘ガーデンのインフォメーションデザイン
- シンポジウム「安心、安全のデザイン力」 : 全文記録(安心、安全のデザイン力)
- 公共のデザイン
- 東京国立博物館本館[日本ギャラリー]リニューアル
- 40233 博物館における鑑賞者の視線方向変化を考慮した照明計画 : 東京国立博物館を事例として(グレア,環境工学I)
- 東京国立博物館の教育普及"Bridge Over Troubled Water" (進化する博物館・美術館を知ろう : 公開シンポジウム「大学と博物館を結ぶ9」)
- 東京国立博物館 (博物館学芸員と語る : 静岡大学生涯学習教育研究センター公開シンポジウム 大学と博物館を結ぶ4)
- 98. 東京国立博物館 平成館考古展示室の照明((6)照明の実際)
- 環境デザイン部会活動報告(第8研究部会) : 1988〜1990年度ED部会第1〜4研究分科会報告
- 公共の博物館展示デザイン : 東京国立博物館の新しい考古展示室
- 東京国立博物館の展示デザイン : 見やすい展示・居心地のよい展示室のために
- 「インハウスデザイン」アンケート報告 : 活動の現状と課題について
- C03 景観デザインの政策プロセス研究1 : 碧南市を事例として(環境デザイン研究部会,景観と環境デザイン,口頭による研究発表概要,平成18年度 日本デザイン学会 第53回研究発表大会)
- はじめに
- はじめに
- 日常の安心と安全のデザイン力 : 避難誘導サイン計画を通して(防災 : 情報等,安心、安全のデザイン力)
- 景観デザインの深化 : CPDとの連携を模索する(第2部,景観法とデザイン)
- C01 環境デザイン部会見学会・フォーラム「東京の内部河川をめぐる」報告 : 船から見る日本橋川・神田川の景観(環境デザイン研究部会,景観と環境デザイン,口頭による研究発表概要,平成18年度 日本デザイン学会 第53回研究発表大会)
- 「デザイン学研究 : 2003年度作品集」審査経過
- はじめに
- はじめに
- 江戸川区公共サインシステム計画(試行 作品パネルプレゼンテーション,第9回春季大会記録特集:環境デザインの視点と特質)
- 「環境デザインの系譜」について(環境とデザイン)
- 徽州民居に関する調査研究-4 : 天井・庭院・園林の関係(第32回研究発表大会)
- 徽州民居に関する調査研究-3 : 集合化にともなう空間特性(第32回研究発表大会)
- 徽州民居に関する調査研究-2 : 構造概要と空間特性(第32回研究発表大会)
- 徽州民居に関する調査研究-1 : 基本的空間構成(第32回研究発表大会)
- 和空間の低座椅子デザイン
- 「環境デザインとしてのオフィス」研究 : 研究-1 オフィスの現状の問題点とその相互関係について(第31回研究発表大会)
- デザインという外来語(デザインの用語について考えること : 会員からの寄稿論文,第4回春季大会 テーマ/用語を通してデザインを考える-回顧・現状・展望)
- イタリア(ミラノ)のデザイン教育事情(2.海外のデザイン教育事情)
- 和空間の低座椅子デザイン
- LEDを用いた博物館照明 : 東京国立博物館東洋館の展示リニューアル(LEDが変える美術館・博物館の照明)