昭和初期和洋折衷住宅の移築再生プロジェクト
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概要
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このプロジェクトは、九州国立博物館の建設に伴う歩行者散策路拡張整備のために解体して立ち退く、昭和初期和洋折衷住宅(昭和4年)の移築再生デザインである。かつて江戸時代の秋月藩御用絵師を務めた齋藤秋圃の直系が同屋敷地に建てた木造2階建て住宅を、太宰府市の文化的景観遺産として位置づけ、将来の登録文化財指定が可能となる移築修景保存と、現代の生活スタイルに合せた新しい実用空間ヘリニューアルするという双方の再生デザインの実現を目的としている。建築から76年の長い年月を経た木造民家住宅が、移築再生によって再び地域の「文化景観」として継承されるとともに、住宅内部の生活空間は常に成長と変化を内在して永く生き続けていくことができるということを、このプロジェクトで提案している。
- 2006-03-30
著者
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