「授業評価導入型」ネットシラバスの提案 : フォーマット作成とそれに対する学生・教員の意識調査及びネットシラバスの開発(授業実践・教材開発)
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概要
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現在,大学において大きな教育改革が求められている。少子化と大学の乱立に加え,ますます高校教育は「自由化・多様化」が進み,それに伴う高校基礎学力の低下と,学習意欲の低い学生の割合が増加する大衆化が進んでいるからである。そのため,従来のような一方通行的な大学の講義ではなく,コミュニケーションを重要視して学生側の意識を積極的に授業にフィードバックし,授業自体の改善に努めることに加え,さらにカリキュラムを含む教育体系や大学教育の改善を常時行える教育システムを開発することが重要といえる。一方,情報化社会の進展に伴い,情報機器を活用した教育は益々その重要性を高めている。特にWebを積極的に活用し,これまでにない教育の在り方を模索する動きが盛んになっている。そこで,これらの背景を踏まえて,大学の授業で重要な位置を占める「シラバス」に今回着目し,現在のシラバスにおける問題点の改善と,情報化社会に対応した今後のシラバスの形態を提案することとした。また,教育改革や大学改革につながる授業評価の導入を図り,「授業評価導入型」ネットシラバスを提案してそのフォーマットを作成し,学生と教員双方の意識調査を行った。また,ネットシラバスについては実際に開発・公開をし、その評価を得た。※WWW上で公開されるシラバスは電子シラバスやe-シラバスと言われることが多いが,ここではネットシラバスと呼ぶことにする。
- 新潟大学の論文
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