デプスマップを用いたレリーフマッピングの高速化(CG一般(2):レンダリング, テーマ:CGと教育,およびCG一般)
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概要
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本論文ではデプスマップを用いたレリーフマッピングの高速化手法を提案する。レリーフマッピングではポリゴン上に貼られた高さマップに対してレイキャスティングを行い、単純な平面に正確な凹凸を表現することが可能である。本提案では、前処理として高さマップを囲む半球上のサンプル点から、高さマップを見たときの深さ情報をデプスマップとして作成する。そして、デプスマップの情報を用いて近似解を求め、そこからレイキャスティングを行うことによって交差判定を減らすことを可能とした。また、前処理によって作られたデプスマップ群のデータを効率よく減らすことでメモリコストを抑えた。さらに本稿ではデプスマップ群を利用して凹凸の作る影や凹凸によるアンビエントオクルージョン効果を計算できることを示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-02-20