美容と福祉の融合 : 調査による現状分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本学では高齢者や障害者にも美容を、という発想のもとにあらたに美容福祉を考え、実現に努力をかさねている。その一貫として美容師対象の訪問介護員2級課程講習を平成11年10月より実施している。これにより、美容技術の福祉活動への参入とその社会的認知のための大きな一歩を踏み出したわけである。美容師がこの資格を取得することにより、単独で在宅や施設で訪問美容を行うことがより可能になると思われる。しかし、美容技術者が美容と福祉を職種として成立させるためには、顧客へのサービスとその確保、経済的な裏づけが必要である。現介護保険下では、美容行為は対象外で、福祉サービス行政のひとつとして扱われている。そのために、福祉についての美容への施策は、自治体によってまちまちである。そこで自治体の福祉サービスの内容を調べることにより、美容技術等が福祉の領域にどのようにとりいれられているかを検討し、「美容師の福祉領域への参入」への資としたい。また、訪問介護員2級課程講習を受講し、その資格を持った美容師の福祉への関心と、美容と福祉の関連性の実現化への美容師の意識とを合わせて確認した。
- 2003-03-31
著者
-
原 千恵子
山野美容芸術短期大学・美容福祉学科
-
平尾 良雄
山野美容芸術短期大学・美容福祉学科
-
佐野 恒夫
山野美容芸術短期大学 美容福祉学科
-
原 千恵子
山野美容芸術短期大学
-
秋元 弘子
山野美容芸術短期大学
-
粉川 亮
山野美容芸術短期大学 美容福祉学科
-
奥山 一成
山野美容芸術短期大学 美容福祉学科
-
平尾 良雄
山野美容芸術短期大学
関連論文
- 美容と福祉の融合 : 調査による現状分析
- 介護福祉士養成教育における合宿の意義
- 本学学生の心身の健康管理 : 保健管理室3ヵ年(2000〜2002)のデータより
- 本学学生の心身の健康調査について
- 痴呆性高齢者への包括的心理療法の試み
- 社会福祉領域におけるアイデンティティ形成と職業選択について : (2)青年の職業選択とアイデンティティ形成
- 社会福祉領域におけるアイデンティティ形成と職業選択について : (1)青年のアイデンティティ形成