社会福祉領域におけるアイデンティティ形成と職業選択について : (1)青年のアイデンティティ形成
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概要
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青年期における自我の発達について検討し,青年期の発達課題であるアイデンティティ確立について実際に尺度を使って調査した。対象とした青年たちは,社会福祉施設職員の養成校生である。ここでは人格形成に重点をおくが,目的は人格形成と仕事の関わりを検討することである。就職を仕事と人とのマッチングと安易に考えがちであるが,職業を選択することで青年は大人になる。つまり職業選択は青年期の最後の仕事であり,人格形成と密接な関係にある。社会福祉領域の仕事は社会情勢などの変化により,かなり一般的になってきたとは言え,誰でもができる仕事ではない。つまり施設の利用者は大方弱者であり,種々のハンディをもっている。その人々の立場にたち,人権をまもりつつ援助を続けることは,根気のいる仕事である。全体として社会福祉領域の仕事につこうとしている学生たちの人格形成と職業選択の実際を検討した。
- 山野美容芸術短期大学の論文
- 2000-02-25
著者
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