子どもの学びを大切にした小学校体育授業における一考察
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概要
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今回行った実践では、知識や技術を獲得する実体論的な学習(結果としての学習)ではなく、対話的実践という新しい学習観に視点をおき運動の世界を構想した。しかし実際の授業では、子どもたちが運動やモノと出会った時の興味や好奇心を抑えつけ、異質な関係にこだわり、そこで生まれた意味ある運動の世界を認めず、子どもたち自身が生み出していた運動の意味や実感、そして心の中の思いに寄り添い「聴く」ことが出来なかった。このことから、子どもたちが運動やモノと出会い触れ合っている時や仲間とかかわっている時に、運動を実感しながら意味ある運動の世界を生み出していく過程を見守り「まつ」ことを大切にし、子どもたちの思いに寄り添い「聴く」ことが大切であることがわかり、今後の課題として浮かび上がってきた。
- 三重大学の論文
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