バウハウス教育学のアメリカにおける受容過程に関する一考察 : ニュー・バウハウス時代のL・モホリ=ナギの芸術教育観とG.ケペシュの思想的展開を手掛かりとして
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概要
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本論では,バウハウス教育学のアメリカにおける受容過程を,ニューバウハウス時代のL・モホリ=ナギの芸術教育観,そしてニュー・バウハウス時代からMIT時代におけるG・ケペシュの思想的展開を分析する中で明らかにする。モホリ=ナギとケペシュは師弟関係にあり,共にヨーロッパからアメリカへ亡命し,ニュー・バウハウスで教鞭をとった芸術家・教育者であった。彼らの思想を分析・考察することで,彼らがヨーロッパからアメリカにもたらしたバウハウス教育学を構成する思想の一端が解明され,またその受容過程が,これら2人の芸術家・教育者の世代間リレーというかたちで明らかとなる。
- 美術科教育学会の論文
- 2006-03-31
著者
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