Y. HAYAMI and T. KAWAGOE, THE AGRARIAN ORIGINS OF COMMERCE AND INDUSTRYを"読む"
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概要
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日本にあって東南アジア研究を主導するY. Hayami and T. kawagoe両氏の新著,Tue Agrarian Origins of Commerce and Industry, New York, St. Martin's Press, 1993を素材として,日本の経済発展をも射程にいれたアジア研究における,一つの,ものの見方・考え方を,モデル形成とその背後にある文化的な要素の導入という論点として論じた。その際,いわゆるスコット・ポプキン論争が意識されたが,さらには文化相対主義的な把握と経済学的な把握の異同をも考慮して,論議をしておいた。両論の有効性については依然として中間派的である本稿は,来たるべき上梓予定のカール・ポランニー論および準備中の<E. P. Thompson論>のための準備稿という意味で,<Exordium>と名付けられる。
- 千葉大学の論文
- 1995-03-30
著者
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