ラッカセイの葉群構造と着莢位置
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概要
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ラッカセイの草型の異なる7品種(千葉43号,千葉半立,ナカテユタカ,タチマサリ,334A,白油7-3,バレンシア)を用い,群落条件下における葉群構造と着莢位置について調査した.1.千葉43号,千葉半立は,草高が小さく,葉面積が下層部に集中し,光の浸透程度は良好ではなかった.ナカテユタカ,タチマサリも,草高は小さく,光の20〜30%を地面に逃していた.334Aは,逆三角形型の葉群構造を示し,光は上層部でほとんど受光されていた.立性の白油7-3,バレンシアは,草高が大きく,光は下層部まで浸透していた.2.枝状の形態は,千葉43号,千葉半立,ナカテユタカは子葉節分枝が発達し,子葉節分枝からの2次,3次分枝が多く着生していた.タチマサリは疎散型で2次分枝も少なかったが,334Aは2次分枝が密生していた.白油7-3,バレンシアの各分枝は長く立ち型で,比較的疎散型であった.3.主茎における複葉面積は,白油7-3,バレンシアが他の品種に比べ大きかった.千葉43号,千葉半立,ナカテユタカ,タチマサリは12-15葉が,334A,白油7-3,バレンシアは20葉前後が最も大きかった.4.タチマサリ,白油7-3,バレンシアは主茎からの結果枝に着莢したが,他の品種はすべて分枝節からの結果枝に着莢した.子葉節分枝および子葉節分枝からの2次,3次分枝に着莢した割合は,千葉43号,ナカテユタカが最も大きく,白油7-3が最も小さかった.
- 1989-02-28
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