栽培・貯蔵温度が切花の花持ちに及ぼす影響 : 第3報 チューリップ
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概要
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球根栽培時の環境(夜温)が切花寿命に及ぼす影響を知るために,前報のフリージア,球根アイリスの実験に引き続いて,今回はチューリップを材料に選び,前報と同様の実験を行なった.即ち,夜温を10°,17.5°,25℃として促成栽培し,得られた切花を5°,20℃,切花保存剤添加・無添加で貯蔵し,切花寿命を比較・検討した.この結果,前報の結果と同じく,切花品質は夜温が低いほどよく,得られた切花の花持ちも,長くなった.夜温25℃の栽培では,ブラインドや不完全開花が多くなった.また切花貯蔵温度は,高温(20℃)より低温(5℃)貯蔵が花持ちに効果があった.この際,切花保存剤加用により,さらに花持ちがのびた.三年間の実験より,栽培環境が,得られた切花の寿命に強く影響することが確認できた.
- 千葉大学の論文
- 1977-12-10
著者
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