西独において施行した内視鏡的大腸ポリペクトミーの検討
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概要
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2.5年間に西独において70例,104個の経内視鏡的大陽ポリペクトミーを施行した。組織検索がなされたものの組織型は,adenomatous polyp 69, hyperplastic polyp 14, juvenile polyp 1, carcinoma 6個であった。癌症例の内わけはfocal carcinoma 2例, invasive carcinoma 3例,固有筋層までの進行癌1例となっている。focal carcinoma 1例を含む5例に対し外科的切除が追加されたが,リンパ節,遠隅転移は認められなかつた。carcinomaの最小のものの直径は1.3cmであり,1.0cm以上のpolyp中癌化していたものは17.1%になる。合併症として5例に出血,1例に穿孔を来たし穿孔例は外科的に治療された。
- 北里大学の論文
- 1980-04-30
著者
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野登 隆
北里大学病院・ヘルスサイエンスセンター
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Alnor P.
Chir. Klinik Stadt, Krankenhaus Braunschweig, West Germany.
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Alnor P.
Chir. Klinik Stadt Krankenhaus Braunschweig West Germany.
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