失語症,最近の考え方
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概要
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失語症についての研究は,局在論か全体論かの二価的な論議の時代を過ぎ,1960年を境として大きく変化してしまった。それは言語学や脳生理学における知見をとり入れた心理言語学におうところが大きい。そして,失語症は言語の喪失ではなくて言語探索の障害であることが明らかになった。筆者は最近の失語症理論の主たるものを解説し,その言語学的背景と臨床的な言葉の病態についての研究を概観する。
- 1976-08-31
著者
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