看護基礎教育における技術学に関する若干の考察 : 学習者参加型学習法を成人看護技術学に取り入れて
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概要
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高等教育における学習では従来の受身的な学習スタイルから受動的な教育にいかに転換するかがポイントになる。本研究では学習者自らが学ぶ学習方法として探求に基づく学習(Inquiry Based Learning),自ら学ぶ学習方法を基本的指針としているテュートリアル教育,自己学習を基本とした"ドルトンプラン"などを基本に学習者の自己学習を最大限活用した学習者参加型学習法を成人看護技術学の教育に活用した。この授業及び学生のアンケート調査結果から,学習者参加型学習法について検討した結果,学習者参加型の学習方法は学生の探究心を換気し,主体的な学習できるよい方法であることが分かった。が,その実施には十分に計画を立て,学習目標をいかに学生たちに掲示するかが成功の鍵である。技術は単なる手先の訓練ではないが,思考訓練も含め,何度も繰り返すことが大切である。更に求めに応じて学習が成立する学習環境を調整することも肝要であると考えた。
- 2004-03-27
著者
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