保育科・専攻科保育専攻における授業改善と修了論文指導
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概要
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本学で試行錯誤した授業改善と修了論文指導について報告する。授業改善においては、評価だけを気にして学習内容に関心を示さない、学生たちのごまかし勉強を改善するために、あれこれ工夫した。修了論文指導に関しては、学生たちの資質にあった指導をくふうした。保育科の教育心理学においては、まず受講態度の訓練をし、授業時の基本的マナーを厳しくしつけ、学生として学び成長する訓練をした。さらに、授業を、テキストの黙読→内容の解説→小テストの実施、次の時間に小テスト返却・講評、という毎時間小テストを実施する方法で行い、それなりの成果をあげた。保育専攻の教育心理学研究においては、学校で学ぶ保育に関する諸概念・用語を子どもの具体的イメージに結びつけて理解ができるように、毎週、子どもの具体的行動を観察し、それを観察記録に文章化し感想を加えたレポートを提出させ、それに基づいて授業を行った。子どもの行動が細かく見えるようになり、子どもが面白くなる訓練になった。修了論文の指導に関しては、抽象的思考力に弱い学生たちに、保育の現場に足を運んで、観察、見学、面接等具体的資料を得て、それと文献を参照させて論文を書く、という指導をした。その指導に関する経験を整理してまとめた。
- 名古屋柳城短期大学の論文
- 2004-12-20
著者
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