青年期の友人関係のルールに関する研究 : 親友と友人に関して
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概要
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本研究の目的は, 現代青年期の友人関係を親密さの観点から親友と友人に分類し, それぞれに対してどのような関わり方やルールが存在するのかについて明らかにすることであった. 大学生402名 (男性213名, 女性189名) を対象に検討した. その結果, (1)ルールには「親密さ」「自己呈示」「葛藤回避」の3つの構造的側面が存在すること, (2)それら3つの側面に対する評価の違いにより, 親友, 友人のそれぞれに3つの異なる関わり方があること, (3)親友や友人との関係が異なるルールによって統制されていること, さらに, (4)親友と友人では異なる関わり方であることが明らかにされた.
- 鳥取短期大学の論文
- 2003-12-01
著者
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