第2回議会選挙をめぐるスコットランド政治
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概要
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スコットランドでは1999年に独自の議会が設置され, 4年の任期が終了した2003年に2度目の選挙が行なわれた。この選挙は4年間のスコットランド自治政府の活動が評価される初めての機会となった。スコットランドの有権者の議会と自治政府に対する大方の評価は「期待はずれ」と報じられたものの, 労働党と自民党の連立は事前の予想通り継続されることとなった6自治政府に対する批判票を吸収するかに思われたSNPは, 最も多くの議席を失う結果に終わった。それとと・もに, 小政党の躍進による多党化の進展という興味深い現象も見られた。本稿では, SNPの動向に焦点を合わせつつ, 選挙をめぐるスコットランド政治を概観する。
- 大阪教育大学の論文
- 2004-09-30