坐禅に関する心理生理学的研究 (2) : 脳波の分析を中心として (2)
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概要
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坐禅時にアルファ・パワーの出現と関係する要因として、禅をしようとする努力ないし構えと坐禅の姿勢を保とうとする意志的コントロールが考えられる。通常の坐禅においてはこの二つの要因は重畳して働いている。脳波のアルファ・パワーの出現の様子から考察すると、今回の実験では、経験者群では禅をしようとする努力の要因が十全には働かず、姿勢を保とうとする意志的コントロールの要因が働いた。非経験者群においては、禅をしようとする努力の要因は働いたが、姿勢を保とうとする意志的コントロールの要因は働かなかったと考えられる。
- 愛知学院大学の論文
- 1993-12-25
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