円筒研削におけるインプロセス表面粗さ計測
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概要
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円筒研削加工された工作物に求められる性質として、寸法精度、真円度、表面粗さ、表面うねり、表面特性などが挙げられる。これらの測定は、以前には加工後に人の手で行っていたが、完全無人の研削加工を行うためには自動的に寸法や形状、表面粗さを測定し、自動的に補正をしたり、砥石のドレッシングを行うことが必要となってきた。すでに寸法に対しては、自動定寸装置、また真円度についても、インプロセス真円度測定器があり、インプロセスで測定し自動的に補正することは可能で、実用化されている。しかしながら、表面粗さのインプロセス測定については、未だ完成の域には達成していない。本研究は、円筒プランジ研削での工作物の回転方向の表面粗さと、従来用いられている軸方向の表面粗さとの比較を行い、この工作物の回転方向の表面粗さをインプロセスで測定して、砥石のドレッシング時期を判断しようとしたものである。
- 明治大学の論文
著者
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田辺 実
明治大学理工学部
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田辺 実
明治大学
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横川 和彦
School Of Science And Technology Meiji University
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田辺 実
School of Science and Technology, Meiji University
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